備讃瀬戸航路

幹線航路である。瀬戸内海沿岸には臨海工業地帯が形成され、これらの立地した諸産業は、ほとんど全ての原材料を海外に依存する形態の産業であり、国外からの海上輸送を前提とした企業であった。このため、備讃瀬戸航路は、これら産業の生産活動に必要な原材料の輸移入や製品の輸移出を効率的に行うための海上輸送手段として重要な役割を果たしている。

備讃瀬戸航路

備讃瀬戸航路の航路指定の変遷

備讃瀬戸航路の航路指定の変遷

備讃瀬戸航路の航路指定の変遷

昭和39年4月~昭和47年3月
北航路(-19m)、南航路(-13m)、水島航路(-17m)、南北連絡航路(-13m)を航路整備(開発)
坂出港番の州地区の臨海工業用地の造成、宇多津新都市の形成に浚渫土を利用
昭和53年2月に「イノサキノツガイ地区」、昭和59年6月と平成元年8月に南航路の「沖ノ中瀬周辺」を「開発保全航路」として政令指定。
平成21年12月には、東航路、北航路及び南航路(南北連絡航路も含む)の全域を「開発保全航路」に指定。