高松港海岸
Takamatsu Port Coast
高松港海岸(平成10年度~22年度整備)

- 既設海岸護岸は昭和40年代に築造されたものであり、老朽化も著しいことから、海岸保全施設としての防災機能の向上を図るため、平成10年度に事業採択を受け、当年度から調査設計、平成13年度から工事に着手した。
- このような中、平成16年の台風16号の来襲時には既往最高潮位を約50cm上回る高潮によって大規模な浸水被害が発生したことから、当該クラスの高潮に対しても住民の安全・安心な暮らしを確保できるように設計条件を見直した上で、鋭意改修を進め、サンポート工区は平成19年度、浜ノ町工区は平成22年度に完成した。
事業内容(H26.3.31現在)

- 事業期間
- H10年度~H22年度
- 事業内容
- 護岸(改良)655m
上部工
消波ブロック
地盤改良 等
- 防護面積
- 120ha
- 防護人口
- 7,872人
- 護岸と利用を両立するため、波返し形状を工夫し、天端高さを+5.5mまでの嵩上げに抑えることで、眺望や景観を確保することができた。(通常の嵩上げのみの場合は天端高さが+6.00m(70cmの嵩上げ)となる)
- 上部工の形状「改良波返しタイプ」については、水理模型実験により効果を確認した。
