現在、韓国との国際定期便が就航している富田地区。世界的に船舶の大型化が進むなかで、今治港の国際化のためには港湾の整備が不可欠でした。松山港湾・空港整備事務所では、来るべきコンテナ時代をにらんで、昭和62年より3万t級のコンテナ船が入港できる水深12m岸壁と水深10m岸壁の整備を開始し、平成7年に完成に至りました。また、平成8年には四国で初めてのガントリークレーンが設置されました。
富田地区は、物流拠点としての発展が期待される一方、港湾緑地、都市公園、海浜等が計画的に整備されており、今治市を代表するレクリエーションゾーンとしての利用が高まっています。富田地区防波堤は、来島海峡大橋やしまなみ海道の島々、燧灘が一望できる絶好のポイントであることから、松山港湾・空港整備事務所では、市民が安全に散策できるように防護柵や照明設備を設置し、親水性機能を高めた防波堤として整備を行いました。