
海上輸送や漁業などの経済活動の場として、または、レクリエーションや観光など私たちに安らぎを与える場として、海は重要な役割を担っています。
一方で、産業の発展や消費活動の多様化によって、産業廃棄物や生活廃棄物が海へ流出するようになり、巨大なゴミに船舶が接触して破損したり、赤潮の発生によって漁場やレクリエーションに影響が出るなど、環境問題は深刻化しつつありました。
そこで、松山港湾・空港整備事務所では昭和52年度より海面清掃兼油回収船「いしづち」を配備。佐田岬の先端から香川県との県境にかけての2,800平方Kmでの海域で、浮遊ごみや浮遊油の回収を行っています。また、回収したごみの一部は、リサイクルされています。