近年、船舶の大型化や通航船舶数の増加に伴い、安全な航路の開発と保全の重要性が高まっています。特に今治地域の島しょ部では、島が点在し、水道が狭く、潮の流れも速いことから、海難事故が頻繁に発生しています。また、リアス式海岸が長く続く南予地方は、半島の先端周辺に難所が多く、多大な災害を受けてきました。
そこで、松山港湾・空港整備事務所では、航路にある岩礁を取り除き、細長い半島を開削して新たな航路をつくるなど、船舶航行の安全性確保と海上交通の整備に努めてきました。
船舶の安全航行のために、新しく航路を開発したり、障害物を取り除く工事をします。具体的には次のとおりです。
船舶の航行に危険が多い場所を避けたり、航行距離を短くするために航路を改良したり、新しく航路を開削する工事を行います。
船舶の航行の安全性を増すために、岩礁など障害物を除去する工事を行います。
船舶の通航量の増加や大型化に対応するために、既に整備した航路の幅を広げたり、水深を深くする工事を行います。
すでに整備した航路を、維持管理するために実施する調査や工事をします。具体的には次のとおりです。