松山港は、愛媛県の中央部に位置する松山市の海の玄関口。古くから本州と九州を結ぶ瀬戸内海航路の要衝を占め、流通や産業活動の拠点として発展を続けてきました。
昭和26年に重要港湾に指定された後、平成5年には全国に先駆けてFAZ(※、輸入促進地域)に指定されました。これを契機に中国や韓国をはじめとする東アジア地域との貿易も活性化。今後も四国経済圏における国際物流の拠点港として高い期待が寄せられています。
一方で松山港は、観光地松山市の玄関口にふさわしい美観と利便性を備えた魅力的な港としての役割が求められるほか、マリンスポーツなどレジャーの拠点としても大きな期待がされています。
※FAZ(Foregin Access Zone)
平成4年に定められたFAZ法「正式名称:輸入の促進及び対内投資事業の円滑化に関する臨時措置法 (平成18年廃止)」によって、輸入促進のために港湾や空港及びその周辺地域において国が承認した「輸入促進地域」のことをいいます。