瀬戸内海のほぼ中央に位置する今治港。日本三大潮流と伊予水軍で知られる来島海峡に接し、大正11年に四国で初めて外国との貿易が認められる開港場に指定されるなど、古くから海上交通の要衝として重要な位置を占めてきました。また、今治地域は造船やタオルなどの産業を中心とした経済圏を形成しており、今治港は地域の発展に大きな役割を果たしてきました。
平成4年には、四国で初めて韓国との定期コンテナ航路が開設されました。また、港の背後には物流機能を充実させるため、港湾関連用地と工業用地を確保。今後は西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)など、広域的な高速道路網を有効に活用した、海陸一貫複合輸送の拠点としての役割が期待されています。