5つの要素技術検証のため、実海域【小松島港「沖洲マリンターミナル」内】において実証実験を行いました。
既設護岸にプラントを設置し、内部の生物量等を観測しました。また、これらのデータは海水浄化能推定の基礎となります。
A室は底が深い構造で底の部分が常に海水中になるように、B室は底の高さを干潮時の水位+0.0とし、潮汐により海面上に現れる構造としています。
また、前面には張出部を設け植物層が付着しやすい斜面構造となっています。
プラント内で起きている現象を再現し、生物等がどの程度の海水浄化機能をもっているのか、また、ナマコ等により海水がどのようにきれいになっていくのか実験しました。
この人工水路は、プラント付近の水を直接取水し実験水として使用する全国でも珍しい施設です。