四国におけるカーボンニュートラルポート(CNP)の取組
カーボンニュートラルポート(CNP)とは
令和2年10月の「2050年カーボンニュートラル」宣言以降、脱炭素社会の実現に向けて、様々な取組みが進められています。
我が国において港湾は、輸出入貨物の99.6%を取扱う国際サプライチェーンの拠点となっており、また、CO2排出量の約6割を占める産業の多くが立地する臨海部産業の拠点、エネルギーの一大消費拠点でもあります。港湾においては、サプライチェーンの脱炭素化に取り組む荷主企業等のニーズへの対応や、 CO2多排出産業等のエネルギー転換等に貢献する役割が求められています。
このため、国土交通省では、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化や、水素・アンモニア等の受入環境の整備等を図るカーボンニュートラルポート(CNP)の形成を推進しています。
港湾脱炭素化推進計画とは
港湾脱炭素化推進計画は、港湾法第50条の2第1項に基づき、官民の連携による脱炭素化の促進に資する港湾の効果的な利用の推進を図るための計画です。
令和5年3月に「『港湾脱炭素化推進計画』作成マニュアル」が公表されました。
今後、重要港湾以上の港湾において、各港湾管理者が港湾脱炭素化推進計画を作成する予定です。
四国におけるカーボンニュートラルポート(CNP)形成に向けた勉強会
四国管内関係者において、全国の港湾における次世代エネルギーの需要や利活用方策、導入上の課題、CNP形成に向けた方向性等の検討状況等について共有するとともに、今後の四国の実情踏まえたCNP形成に向けた検討を図ることを目的として、令和3年7月に「四国におけるカーボンニュートラルポート(CNP)形成に向けた勉強会」を設置しました。
四国におけるCNP形成に向けた協議会(令和7年6月時点)

以下の協議会は、港湾法第50条の3第1項に基づき、港湾脱炭素化推進計画の作成及び実施に関し必要な協議を行うため、各港湾管理者が組織した法定協議会です。
・新居浜港カーボンニュートラルポート(CNP)推進協議会
新居浜港・東予港(東港地区)港湾脱炭素化推進計画(令和5年9月8日作成)(新居浜港務局のページにリンク) |
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・坂出港港湾脱炭素化推進協議会
坂出港港湾脱炭素化推進計画(令和6年3月26日作成)(坂出市のページにリンク) |
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・徳島小松島港港湾脱炭素化推進協議会
徳島小松島港港湾脱炭素化推進計画(令和6年11月26日作成)(徳島県のページにリンク) |
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・高松港湾脱炭素化推進協議会
高松港港湾脱炭素化推進計画(令和6年7月12日作成)(香川県のページにリンク) |
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・松山港港湾脱炭素化推進協議会
松山港港湾脱炭素化推進計画(令和7年6月13日作成)(愛媛県のページにリンク) |
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・橘港港湾脱炭素化推進協議会(徳島県のページにリンク) | |
・須崎港港湾脱炭素化推進協議会(高知県のページにリンク) | |
・三島川之江港港湾脱炭素化推進協議会(愛媛県) | |
・東予港港湾脱炭素化推進協議会(愛媛県) | |
・宇和島港港湾脱炭素化推進協議会(愛媛県) | |
・高知港港湾脱炭素化推進協議会(高知県のページにリンク) |
支援制度
CNP認証(コンテナターミナル)
国土交通省は、「2050年カーボンニュートラル」等の政府目標の下、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化や水素・アンモニア等の受入環境の整備等を図るカーボンニュートラルポート(CNP)の形成を推進しており、令和7年3月、「CNP認証(コンテナターミナル)」を取りまとめ、制度を創設しました。
本認証制度は、CNPの形成に向けたターミナルにおける脱炭素化の取組の透明化を図り客観的に評価することにより、当該取組を促進することを目的とするものです。

関連リンク
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