お知らせ・情報 一覧 掲載日:2014年7月16日  
          

愛媛大学工学部1回生が『みなと』を見学

2014610日(火)、17日(火)に、愛媛大学工学部環境建設工学科1回生
(約90人)を対象とした現場見学会を開催しました。この見学会は、松山港や松山空港を見学し、物流拠点施設の役割や港湾貨物の流れなどを学んでもらい、見識を広げ、優秀な技術者の育成支援を行うために、愛媛大学と当事務所が毎年開催しているものです。

 

①概要説明

大学講義棟で、事務所職員が見学行程と事務所事業概要を説明しました。学生からは、「来島海峡航路ではどれぐらいの頻度で水深を測量しているのですか?」などの熱心な質問があり、当事務所の業務内容にも興味を持ってもらえました。

 
▲事務所職員による事業概要説明    

②松山港コンテナターミナル

松山港外港地区にあるコンテナターミナルを見学しました。このコンテナターミナルは2001年からコンテナの取り扱いを開始していますが、2013年の取扱量は過去最高の52,297TEU(※)となるなど、松山港背後圏企業の国際競争力強化に大きく寄与しています。学生たちは、間近で見るガントリークレーン(コンテナ貨物の積み卸しを行うためのクレーン)の大きさに圧倒され、提出用レポートに添付する写真のために記念撮影する場面も。

また、当事務所が実施している国際物流ターミナル整備事業についても説明し、水深13m岸壁の2016年の完成に向けて、岸壁や泊地の工事内容などを学んでもらいました
     
▲ガントリークレーンの大きさにビックリ   ▲コンテナターミナル内での説明の様子

③愛媛国際物流ターミナル(I-LOT)

松山港コンテナターミナルに隣接する愛媛国際物流ターミナル(I-LOT:アイロット)を見学しました。アイロットは、輸出入コンテナ貨物の積載、荷卸、保管、仕分けなどの機能を持つ施設を集約した物流高度化基盤施設で、敷地内には倉庫棟、冷凍冷蔵庫棟、植物くん蒸所などがあります。

まず会議室で、海外から輸出入されているコンテナがどういった手続きを経て松山港に輸出入されているのかについて説明した後、実際に各施設を見学しました。

その中でも、マイナス20℃の冷凍冷蔵庫棟に入ったときには、慌てて倉庫から出て行く学生も。(あまりの寒さに写真を撮るのを忘れるぐらい。)

   
▲会議室での説明の様子    ▲植物くん蒸所内の様子

④松山空港

松山空港ターミナルビルの展望デッキから空港施設を見学しました。事務所職員が、滑走路、誘導路の液状化対策や、誘導路舗装の補修工事の内容に関する説明をしました。ここでも学生からは、「コンクリート舗装とアスファルト舗装はどう使い分けているのですか?」といった鋭い質問がありました。

また、爆音とともに離陸、着陸する飛行機を前にすると、ちょっと興奮気味になるのはみんな同じ。事務所職員の説明は一時中断して写真撮影。

     
▲展望デッキでの説明の様子   ▲熱心な学生から質問を受ける場面も

(※)TEU20フィート(コンテナの長さ)換算のコンテナ取扱個数の単位。20フィートコンテナ1個を1TEUとして計算