東南海・南海地震は、遠州灘西部から紀伊半島の南側の海域を経て土佐湾沖に至る南海トラフを震源とするマグニチュード8クラスの海溝型巨大地震です。さらに大規模な海底変動が起こることで、太平洋沿岸では最大10mを超える巨大津波の発生が予想されいています。また、約100年から150年の周期で繰り返している東南海地震と南海地震は、互いに連動していることが知られており、過去には2つの地震がほぼ同時に発生したこともあります。今後30年の間に発生する確率は、東南海地震は70〜80%、南海地震は60%と予測されています。
[東南海+南海地震における想定震度分野](中央防災会議)
地震発生 | 地震規模(マグニチュード) | |
---|---|---|
南海地震 | 東南海地震 | |
慶長(1605年) | 7.9 | |
宝永(1707年) | 8.6 | |
安政(1854年) | 8.4 | 8.4 |
昭和(1944年〜1946年) | 8.0(1946年) | 7.9(1944年) |