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環境関係

実構造物への導入について

生息場所本工法は、生物による物質循環(食物連鎖)を修復することで、環境の保全を行うことを目的としています。多様な生物の生息場所を創出することから、導入海域の環境状況を把握し、生物の生息状況を調査することが重要です。また、構造物に導入する場合にいくつかの条件が挙げられます。


生物的設計条件(検討項目)
設置水深帯の設定※1
酸素の豊富な水深帯を見極めて、生物の生息状況を考慮して設定します。
懸濁物食動物(イガイ、フジツボなど)の生息場所※2
生息しやすい多孔質部材(ポーラスコンクリートなど)を導入することにより、多種多様な生物の生息が期待できます。
底生生物(ヒトデ、ナマコなど)の生息場所※3
懸濁物食動物の糞や死骸を受け止める底面部を浅場に設け、そこに、様々な空隙を創出する「れき材」や「ポーラスコンクリート」等を活用することで、それらの生物の生息が期待できます。
多様な水深帯の設定(可能な限り)※4
構造体において、一定の水深帯でなく多様な水深帯に浅場を設け、内部を生物が移動できる構造を創出することで、連続的な生物生息空間の設定が可能となります。

ムラサキガイ

もっとも重要なことは、要素技術の組み合わせ方であり、海域が必要としている生物や環境を整える要素技術の選定により構造形式を検討します。

エコシステム工法 構造物導入イメージ