お知らせ・情報 一覧 掲載日:2015年6月22日  
           愛媛大学工学部1回生が『みなと』を見学しました。
  
 5月26日(火)、6月2日(火)に、松山空港、松山港国際物流ターミナル、松山港海岸において、愛媛大学工学部環境建設工学科の1回生約100名(2日間で各50名ずつ)を対象とした現場見学会を開催しました。
 この見学会は、松山の海と空の物流拠点となる『みなと』の役割を理解し、実際に現場を見学することで、見識を広げ、優秀な技術者の育成支援を行うために、愛媛大学と当事務所が毎年開催しているものです。
 
①概要説明
 愛媛大学講義室で、事務所職員が四国地方整備局と当事務所の仕事内容を説明しました。また、愛媛大学の先生からは、小型無人飛行機を用いた最新の研究手法の紹介もありました。 

 大学での説明の様子
 
②松山空港
 松山空港では、旅客ターミナルビルの展望デッキで滑走路、誘導路、エプロンといった空港基本施設や実施中の事業内容を説明しました。航空機が滑走路上を離着陸する様子を見学しながら、滑走路の舗装は一般的な道路の舗装よりも舗装厚が厚いことなどを学んでいただきました。


 空港での説明の様子
 
 エプロンに駐機する航空機
③松山港
 松山港では、国際物流ターミナルで港湾物流や整備中の岸壁、防波堤、泊地等の港湾施設を説明しました。船舶が岸壁に着岸する様子や、ガントリークレーンによるコンテナの荷役作業の様子を見学しながら、私たちの生活にかかせない多くの品物が港湾を通じて運ばれてくることや、船舶が安全に入港して荷役するために必要な岸壁や防波堤のしくみなどを学んでいただきました。


 岸壁に着岸する船舶
 
 コンテナの荷役作業
④松山港海岸
 松山港海岸では、防護・環境・利用の調和を考慮して整備された海岸の事業内容を説明しました。堤防と砂浜を組み合わせた面的防護方式により整備された親水性のある海岸を見学しながら、海岸整備にあたっては防護という本来の機能確保はもちろんのこと、自然環境や景観、バリアフリーへの配慮も大切であることを学んでいただきました。


 スロープを設置したバリアフリー海岸
 
 親水性のある海岸