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5つの航路


鼻栗瀬戸航路

瀬戸内海の大三島と伯方島の間にある鼻栗瀬戸航路は、本土と四国を結ぶ最短コースにあるため、高速船舶が頻繁に往来します。この航路は水道の幅が狭く、湾曲し、潮の流れも速いため、海難事故の発生が懸念されていました。そこで、昭和58年度から60年度にかけて、航路内に点在する岩盤と土砂約70,000m3を取り除きました。

鼻栗瀬戸航路

来島海峡航路

4つの狭い水道からなる来島海峡航路は、船舶量が多く、潮の流れも速いため海難事故が絶えず、瀬戸内海随一の難所と呼ばれています。その対策として、昭和52年度から56年度にかけて、西水道北口に点在した岩礁約35,000m3を除去しました。これによって航路の幅を広げ、複雑で速い潮の流れを緩和することができました。

来島海峡航路

奥南航路

実は、この航路は大正時代に個人によって開かれた航路で規模が小さく、最小部で水深1.2m、幅が8m程度しかありませんでした。特に、この地域は漁業が盛んなため、漁船が2隻以上航行する際には危険を伴いました。その対策として、昭和54・55年度にかけて、水深を深め、航口を広げる開発工事を実施しました。また、平成26年度には航路の浚渫を行うなど、適切な航路保全に努めています。

奥南航路

細木航路

リアス式海岸が続く愛媛県南予地域。特に細木航路がある三浦半島の先端周辺には、船舶が航行する際、危険を伴う場所が点在していました。そこで、昭和31年度から36年度にかけて、約53,000m3の土砂と岩盤を削り、三浦半島の一部に新たな航路を設け、船舶の安全な航行と地域開発の推進力につなげました。また、平成19・20年度には法面補修、平成26年度には航路の浚渫を行うなど、適切な航路保全に努めています。

細木航路

船越航路

細木航路のある三浦半島からさらに南にある由良半島。この半島の先端周辺にも難所が存在し、多大な被害を受けていました。そこで、昭和35年度から41年度にかけて、半島の一部を開削し、新たな航路を設けました。また、平成10年度に護岸のかさ上げ工事、平成19・20年度に航路の浚渫や護岸補修、平成26年度には航路の浚渫を行うなど、適切に航路保全に努めています。

船越航路

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