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上川口港上川口港のあれこれ

上川口港の事業紹介



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 昭和26年1月には国の避難港の指定を受け、高知県が防波堤及び臨港道路の整備を進め、昭和46年度迄にほぼ完成となりました。
 昭和53年度から国直轄事業として、総延長1,300mの防波堤により100トン3隻、300トン1隻を対象とする避難港として整備が進められ、平成9年度より、けい船浮標4基を設置した避泊水域として供用、平成17年3月、防波堤整備の完成とともに、避難港整備は完了しました。
 今後は、静穏な避難泊地を利用した体験学習など、地域の交流拠点としても期待されています。

上川口港の役割

漁業の基地として
 上川口港は、天然の良港とはいえないまでも、遠く南東に井の岬を擁し、直ぐ東沖に日和見崎からトオルバエが突き出て、大方町唯一の天然港でした。
 また、上川口港の位置する幡東海域は、東に井の岬の良漁場をひかえ、それから西にかけての海域は、四万十から流れ出るプランクトンに恵まれています。したがって、沿岸一帯は底魚類の繁殖、生息がきわめて旺盛な海域と言われてきました。また、北上する黒潮が足摺岬にそのまま接岸し、その流れが興津岬に向けて通過する過程で、この潮流に乗って北上するカツオ群を始めとする回遊魚が、イワシを追って接岸する絶好の漁場でした。
 このようなことから、江戸時代から漁港として利用されています。
ホエールウォッチングの基地として
 土佐湾では、ニタリクジラを始め、オキゴンドウ、ハナゴンドウ、マイルカをみることができます。平成元年(1989)から大方町ではホエール・ウオッチング事業が始まりましたが、上川口港もホエール・ウオッチング船の基地港のひとつとして利用されています。
避難港として
 幡多地方における海上の交通、海運にその重要な役割を果たし、昭和の初期に至るまで上川口港は幡多の玄関と言われてきました。また現在では、土佐沖は貨物船の主航路でもあり、沖合航行貨物船の避難港としての役割を果たしています。


バナースペース

高知港湾・空港整備事務所

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