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高知港海岸津波から地域の安心・安全を守るための対策

概要



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 高知港海岸が位置する高知市は、高知県全体の約47%の人口が集中しており、特に浦戸湾周辺には、行政機関や学校、病院などの公共施設が多数存在しています。
 しかし、高知港海岸の海岸保全施設は、老朽化による防護機能の低下が顕著になっているものも多くなっています。
 このため、南海トラフ巨大地震・津波に備え、地域の安全・安心を守るため、高知港海岸においては、海岸保全施設を以下の3つのラインからなる「三重防護」による対策を進めています。

第1ライン(第一線防波堤):粘り強い構造への補強等を実施
第2ライン(津波防波堤・外縁部堤防等):地盤沈降等に対応した嵩上げ、液状化対策等の実施
第3ライン(内部護岸等):地盤沈降等に対応した嵩上げ、液状化対策等の実施

防護目的と整備の効果


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 高知港海岸の海岸保全施設整備にあたっては、発生頻度の高い津波(L1津波)に対しては、津波防護ラインより陸側への津波の浸入を防ぐ“防災”、最大クラスの津波(L2津波)に対しては、浸水面積や浸水深の低減、津波到達時間を遅延させ避難時間を稼ぐ“減災”のための対策を図ります。
 発生頻度の高い津波(L1津波)による高知港海岸背後の浸水被害は、約1,445haと予測されており、三重防護による対策を実施することで、防護ラインより内側へ津波の浸入を防ぐ事ができます。

昭和南海地震発生直後の写真(1946年12月22日五台山より撮影)(提供:高知市HP)

現在の写真(2012年4月五台山より撮影)

バナースペース

高知港湾・空港整備事務所

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