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高知港(重要港湾)高知港のあれこれ

高知港と物流

国際物流の拠点(高知新港)

   高知港でもっとも水深のある岸壁(-12m)では、バラ貨物の大型専用船によって土佐山鉱山や白木谷鉱山で採掘された石灰石の荷役が行われ、日本国内に限らず海外へも搬出されています。
 また、IPP事業(発電した電力を電気会社に卸売りする事業)に使用する石炭やパームやし殻の輸入も行っており、大型船から5,000トンクラスの船に積み替え、湾内の発電所へ運んでいます。
 高知港は県内で唯一コンテナ船の国際定期航路があり、高知新港の岸壁(-8m)では、週2便、コンテナ船による韓国や中国との貿易が行われています。輸入品はパルプや麦わらやバガス、輸出品は炭酸カルシウムやコンデンサー紙など、30品目以上が取り扱われています。
 令和2年4月からは2基目のガントリークレーンが稼働しています
これにより大型化するコンテナ船に対応するとともに、コンテナの積み下ろし作業か効率的に行えるようになり、高知新港の荷役機能が強化されました。        


発電用燃料
 

浦戸湾内に立地する太平洋セメント株式会社の工場内の石炭火力発電所において、太平洋セメント株式会社、四国電力株式会社、電源開発株式会社との共同出資で土佐発電株式会社が設立し、IPP事業(発電した電力を電力会社に卸売りする事業)を行っております。
 また、同じ太平洋セメント株式会社の敷地内では、イーレックスニューエナジー株式会社よる新電力事業が平成25年度より実施されています。これは太平洋セメント株式会社構内の石炭火力発電設備を改造し、インドネシアやマレーシア等から輸入バイオマス燃料(パームやし殻)を使用しておこなわれています。
 この二つの事業で発電した電力は、高知県内で1年間に消費される電力の約30%に相当します。
 発電に使われる石炭やパームやし殻は、高知新港へ大型船で運ばれてきます。そこから湾内へと入っていける船に積み替えられ、西孕地区にある太平洋セメント株式会社土佐事務所へと運ばれてきます。

   

クルーズ船
 平成26年に高知新港三里地区岸壁(-12m)、耐震強化岸壁(-11m)が供用を開始して以降、外航クルーズ船の高知新港への寄港が増加しています。
 平成31年3月には高知新港客船ターミナルがオープンし、高知新港へのクルーズ船のさらなる寄港が期待されています。
 クルーズ船の寄港により観光客の増加はもちろん、航空機と比べてより多くのお土産品が持ち込めるため、消費額は高くなる傾向があります。またクルーズ船の寄港は、地域の魅力再発見や外国との文化交流にもつながる大切な機会にもなります。

ダイヤモンド・プリンセス


クイーン・エリザベス


クァンタム・オブ・ザ・シーズ


高知新港客船ターミナル





高知港の姉妹・友好港

INAP(友好提携港国際ネットワーク)

 高知港は、港を利用した貿易の新港を目指して、海外の港と姉妹・友好港提携を結んでいます。
 平成10年には、その発展のため「友好提携港国際ネットワーク」(INAP/International Network of Affiliated Ports)が設立されています。

INAP会員港(平成29年1月時点)
 □高知港(日本)
 □コロンボ港(スリランカ)
 □青島港(中国)
 □タンジュンペラ港(インドネシア)
 □スービック湾港(フィリピン)
 □セブ港(フィリピン)
 □木浦新港(韓国)
 □唐津港(韓国)

バナースペース

高知港湾・空港整備事務所

〒781-0113
高知県高知市種崎874番地
TEL 088-847-3511