耐震強化岸壁

耐震強化岸壁

 耐震強化岸壁は、震災後すぐに緊急物資等を海上から搬入することを可能とするため、特定の港湾において通常より耐震性を強化して建設される岸壁です。
 今後高い確率で発生が予想される南海トラフ地震など大規模地震発生時において、耐震強化岸壁は震災後も安定した物流機能を確保し、地域経済活動の維持に寄与するものです。
 なお、車両がそのまま乗船できるフェリーは、過去の災害時にも、人員・物資の輸送に多大な貢献をしています。

最大クラス(南海トラフ地震)の震度分布図 過去の災害時の岸壁

耐震強化岸壁の整備状況

 令和4年7月時点の四国管内の耐震強化岸壁は、計画段階のものも含め31施設あり、そのうち22施設が整備済、3施設が整備中となっています。

耐震強化岸壁の整備状況

八幡浜港における耐震施設整備の事例

 四国と九州と結ぶフェリー航路の拠点八幡浜港では、発災時においても利用可能な耐震強化岸壁・フェリーターミナルビルを整備をしました。なお、ターミナルビルの4階部分には最大500人を収容できる避難施設を設け、津波の際の防災拠点としても活用します。(令和4年4月供用開始)

八幡浜港

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