人々のウォーターフロントの多様な要請に応え、港湾空間を海辺のもつ恵まれた資質を活かした交流空間としていくために、緑地、交流施設、賑わい施設などが相互に連携し、面的な広がりをもって一体的に配置された親しみやすい空間の整備を推進する必要があります。
　民活事業は、民間活力を活用して経済社会情勢に対応した港湾機能の充実強化に必要な施設整備を促進する事業です。平成18年に廃止された民活法（民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法）やFAZ法（輸入の促進及び対内投資事業の円滑化に関する臨時措置法）を契機に、松山港や高知港の施設整備が進められました。

愛媛ＦＡＺ物流高度化基盤整備事業

　輸入品常設展示場や物産観光センター等、産業交流機能を集約した施設や、貿易貨物の円滑な荷捌き、保管に対応するために国際物流ターミナルが整備されました。

高知新港輸入物流ターミナル建設事業

　輸入貨物を円滑に扱うための荷捌き、保管、流通加工機能を備えた物流ターミナル施設や輸入貨物の流通促進に資する施設等が一体的に整備されました。