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国際物流ターミナル

国際物流ターミナルの整備

 ばら貨物からコンテナ貨物まで多様な荷姿の外貿貨物(海外の港との間で直接出入りのある貨物)を取り扱うターミナルです。
 四国の臨海部には化学工業、非鉄金属工業等が発達し、必要な原材料や燃料等は主にバルク貨物として輸入されている他、我々の生活に欠かすことのできない日用品などがコンテナ貨物として輸入されています。近年の船舶大型化や取扱貨物量の増大に伴い、それに対応した岸壁の不足や、慢性的な滞船や遠方港からの陸上輸送への切り替えを余儀なくされる事態が発生しており、非効率な物流やコスト面弊害を解消するため、大型船舶に対応したターミナルの整備を推進します。

四国の国際物流ターミナル配置図

高松港朝日地区国際物流ターミナル

 平成24年に-12m岸壁を-10m(耐震)として暫定供用し、現在は完全供用に向け-12m航路の浚渫工事を実施しています。


事業効果

 船舶の大型化へ対応するための岸壁整備や貨物の取扱い場所を見直すことにより輸送効率化が図られます。また、耐震強化岸壁の整備により、大規模地震が発生した場合でも、被災直後の緊急物資及び避難者の海上輸送が可能となります。


高松港朝日地区事業効果の事例



高松港朝日地区国際物流ターミナル整備事業


松山港外港地区国際物流ターミナル

 平成13年に-10m岸壁(耐震)、平成29年に-13m岸壁を供用し、現在はさらなる船舶の大型化に対応するため、岸壁の延伸整備を行っています。


事業効果

 岸壁の供用に伴い、増加するコンテナ貨物への対応やバルク(ばら)貨物の他港からの非効率な輸送の解消ができます。また、国際物流ターミナルを整備することにより市内及び県内の広範囲な貨物輸送、背後企業の設備投資が促進するなど、背後地域経済の活性化に寄与します。
 また、耐震強化岸壁の整備により、大規模地震が発生した場合でも、被災直後の緊急物資及び避難者の海上輸送が可能となります。




松山港外港地区国際物流ターミナル整備事業

高知港三里地区国際物流ターミナル

 平成10年に-8m岸壁、-12m①岸壁を供用、また平成26年に-11m岸壁(耐震) 及び -12m②岸壁を供用するとともに港内静穏度確保に不可欠な防波堤整備を順次進めており、現在は防波堤(南)の延伸整備を実施しています。


事業効果

 岸壁の供用・防波堤の整備効果により、安定的な貨物輸送が可能となり、石灰石などの主な貨物量の増加につながりました。また、物流面のみならず、地域の観光振興に寄与する大型外航クルーズ船の入港が可能となり、寄港回数の増加にもつながっています。
 また、耐震強化岸壁の整備により、大規模地震が発生した場合でも、被災直後の緊急物資及び避難者の海上輸送が可能となります。

高知港三里地区国際物流ターミナル整備事業

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